サクラサイトとは
このような“サクラサイト”でお金を支払ってしまったという相談があとを絶ちません。
このような手口を“サクラサイト商法”と呼んでいます。
サクラサイトと出会い系サイト
「2006年 約34億円」
女・・・30.5パーセント
男・・・68.4パーセント
「2010年 約100億円」
女・・・50.3パーセント
男・・・48.8パーセント
*出典:国民生活センター
最近当事務所に寄せられるネットトラブル相談の中で今急増しているのが、全く出会い系サイトだとは気づかずに利用してしまったという女性からの相談です。
全般的な傾向として、『出会いを目的』として詐欺被害に遭われた方は3割ほどで、
これ以外は
『求人情報サイトなどから誘導されて、人の相談にのっていたらお金を請求された。』
『占い師と知り合えるサイトを使用したら高額な費用を支払うようになってしまった』
など、もはや“出会い系”サイト詐欺という言葉は実態を反映しないトラブルが急増しています。
こうしたことから、“サクラ”を使ってインターネットサイトで行われる詐欺を『サクラサイト詐欺』と呼ぶようになってきています。年々被害額が大きくなってきており、手口の悪質で巧妙になってきております。
- 芸能人や芸能事務所のマネジャーなどをかたり、タレントの相談にのってくれたら報酬を払う
- お金を受け取ってほしい(例:遺産を受け取ってほしい、節税のためにお金を渡したい 等)
- サイト運営業者を名乗り、やりとりの相手からお金やポイントを預かっている メールアドレスなどを交換するためには、ランクアップ費用が必要と言ってきた。
- 文字化けしたので、文字化け解除料が必要と言われた。
- 「あなたがわいせつな画像を送信したので、広告スポンサーの信頼を損ねた。サーバーから削除する費用がかかるので損害賠償する」とお金を請求された。
- やりとりの相手から芸能人からテレビの出演情報など仕事の情報を交えてメールが送られてきた
- やりとりをやめようとすると、「後からポイント代を渡すから続けて」「私を信じてほしい」と連絡がくる。
- 「あなたが話を聞いてくれないと自殺するしかない」「やめるならこれまで私の払ったお金が無駄になる。裁判で訴える」など、不安をあおるなどして、やりとりをやめられないようにさせられた。
- 占いをするためと言って、何度もメールの送信を求められる(例:メールで呪文を30回唱(とな)えるように 等)
- 登録しているサイトとは別のサイトから大量のメールが届くようになった。
多くの場合、消費者は、やりとりをするためにポイントを購入する必要があります。
有料の場合には、メール1通あたり数百円分のポイントがかかる場合が多いです。